フランクフルトから車で1時間半の郊外で2週間のホームステイを経験しました。
そこはある意味、振興住宅地で区画整備がされ、デザインに統一性のある3階建ての一軒家が立ち並び、東京でいう最近の建売3階建て一軒家を2倍の広さにしたような印象があります。部屋数としては、日本の建売と大差ないのですが、1部屋1部屋が大きいのです。
また、備え付けガスオーブンや食器洗い機も備え付けのもので、設備からみても食生活の違いがうかがえます。
朝は、その日の分のパンを近くのパン屋さんまで買いに行きます。
家に残っているのは通常奥さまで、食卓でシュリンプペースト、クリームチーズ、スライスチーズ、レタス、トマトなどの野菜を準備します。
前日から、野菜等は切って、保存容器に入れてある場合もあります。
ドイツのパンは日本にも最近売られていますが、生地がしっかりしていて、ライ麦を使ったものなど、素朴な味わいのものが多いように思いました。
特に、カイザーがもっちり&しっかりとしていて、朝のテーブルロールとして、ペーストや野菜を挟んで食べるには最適でした。
統制のとれた街づくり(戸建といっても統一感があります)やゴミ集積所の分別の仕方をみても、私たち日本人が見習わなくてはと思うところは多々あります。
リサイクルゴミに関していえば、ビンのリサイクルだけでも3種類に分かれており、白・透明ガラス、茶色ガラス、緑色(他、その他色)ガラスといった具合にです。
その点、日本はビンというカテゴリーのみですよね?
リサイクルに高い関心のある国だからこそのシステムであり、それを厳守できる国民性という意味で尊敬します。
帰国前日に、お土産用としてドイツビール(缶)を買ったのですが、その時もレシートと空き缶を持ってくれば、デポジットを返すよっと言われ、空き缶回収に関するシステムをきちんと確立していることに驚きました。缶ビールを購入する時点で、すでに缶に対する保証金が発生していて、返却すれば帰ってくるとなえば、ほとんどの人が返却に行きますよね。
ドイツ人は頑固だと言われていますが、自分をきちんと律するのが上手な国民性なのだと思います。
旅行者にも近所の人と同様に接する温かさのある人たちに出会えたことで、とても楽しいホームステイを体験することができました。